着物や洋服を裂くと言うこと。
こんにちは。神奈川県秦野市にある裂き織り教室のさきおり工房浩子です。
梅雨なのに晴れてたり、モクモクと入道雲のような雲が現れたり、なんだか変な陽気ですね。
台風は逸れたようですが、風がちょっと強くなってきました。
さきおり工房浩子ではせっせと、10月の展示会に向けて制作にかかっているところです。
裂き織りといえば、必ず通るのが布を裂くという作業です。
私は、裂き織りに対して、必ずとも裂き布は着物でなければとは考えていません。
なぜなら、裂き織りのルーツは、江戸時代の東北地方の貧しい人々が、ボロボロになった着物やどてらを裂いて織りまた再利用したところから始まります。
本来なら新しい衣服を買いたかったけれど、叶わなかったんです。でも、私はここに人間の生きる知恵を感じます。
簡単に言ってしまえば、リサイクルということなのでしょうが、今の裂き織りにもそこに新たな発見があると思うんです。
裂き織りに決まりは無いと思っています。だから、今着ている洋服が着られなくなったら裂いて織り、新たな命を吹き込んでまた、着る物や使う物にしてもいいんではないでしょうか。
考え方一つです。折角、誰かが創った物を裂くなんて酷いと考えるか、着られなくなって廃棄される物を裂いて新たな命を吹き込むか。
私は、裂くという作業を一つの儀式のように思っています。一針一針縫われた物を解き、裂く。そして、織りまた着る。使う。
壊すのではなく。引き継いでいくのだと。
こう思えるようになったのも生徒さんをかかえ、真剣に裂き織りと向き合うことを腹に決めた頃からです。
いつも思うことがあります。この着物を手にするのは私で何人目なんだろう?着物を創るにもお蚕さんや織子さん、染め。呉服屋さん。着付師さん。沢山の方の手を通りこうして縁があって私のところに来たわけです。またこの世に生き返らせることが出来る私の仕事は幸せだなと。
この幸せを感じる裂き織りをもっと沢山の方に知ってもらいたいです。さきおり工房浩子の挑戦はまだまだスタート地点です。バリバリ頑張っていきますよ(*^_^*)b
それでは今日はこの辺で。
梅雨なのに晴れてたり、モクモクと入道雲のような雲が現れたり、なんだか変な陽気ですね。
台風は逸れたようですが、風がちょっと強くなってきました。
さきおり工房浩子ではせっせと、10月の展示会に向けて制作にかかっているところです。
裂き織りといえば、必ず通るのが布を裂くという作業です。
私は、裂き織りに対して、必ずとも裂き布は着物でなければとは考えていません。
なぜなら、裂き織りのルーツは、江戸時代の東北地方の貧しい人々が、ボロボロになった着物やどてらを裂いて織りまた再利用したところから始まります。
本来なら新しい衣服を買いたかったけれど、叶わなかったんです。でも、私はここに人間の生きる知恵を感じます。
簡単に言ってしまえば、リサイクルということなのでしょうが、今の裂き織りにもそこに新たな発見があると思うんです。
裂き織りに決まりは無いと思っています。だから、今着ている洋服が着られなくなったら裂いて織り、新たな命を吹き込んでまた、着る物や使う物にしてもいいんではないでしょうか。
考え方一つです。折角、誰かが創った物を裂くなんて酷いと考えるか、着られなくなって廃棄される物を裂いて新たな命を吹き込むか。
私は、裂くという作業を一つの儀式のように思っています。一針一針縫われた物を解き、裂く。そして、織りまた着る。使う。
壊すのではなく。引き継いでいくのだと。
こう思えるようになったのも生徒さんをかかえ、真剣に裂き織りと向き合うことを腹に決めた頃からです。
いつも思うことがあります。この着物を手にするのは私で何人目なんだろう?着物を創るにもお蚕さんや織子さん、染め。呉服屋さん。着付師さん。沢山の方の手を通りこうして縁があって私のところに来たわけです。またこの世に生き返らせることが出来る私の仕事は幸せだなと。
この幸せを感じる裂き織りをもっと沢山の方に知ってもらいたいです。さきおり工房浩子の挑戦はまだまだスタート地点です。バリバリ頑張っていきますよ(*^_^*)b
それでは今日はこの辺で。